まずはお気軽にお問合わせください。
受付時間8:50~11:30・15:50~18:30
木曜・日曜午後・祝日休診
まずはお気軽にお問合わせください。
受付時間8:50~11:30・15:50~18:30
木曜・日曜午後・祝日休診
院長の症例紹介 2017年02月16日
主訴は「胸にしこりが出来ている」との事でした。
Φ5mm程度の腫瘤のため本人は気にしていませんでしたが、細胞診にて精査を行いました。
細胞診画像
今回は細胞診にて多数の「肥満細胞」を確認したため、切除手術をご提案しました。
切除前
「肥満細胞」が確認された場合はいかに小さな腫瘤だとしても腫瘤から2㎝以上の余裕を持って切除が必要となります。
切除部位
今回の切除では深部の筋層まで切除を行い、病理組織検査に提出しました。
縫合後
今回は2㎝以上のマージンを確保したため、抜糸までには2週間ほど時間がかかりましたが、手術に関しての治療は終了しました。
その後の病理組織検査では当初の細胞診結果と同じ「肥満細胞腫」と結果が出ました。
表皮直下の真皮から皮下脂肪組織領域まで腫瘍細胞が確認され、それにより皮膚を隆起させていました。
今回は深部の筋層まで切除を行いましたが、表皮皮下脂肪組織までに腫瘍細胞は留まっていたため、完全に切除を行う事が出来ました。
猫での皮膚腫瘍の中でも「肥満細胞腫」は特に多い症例で、再発率も高いです。
そのため、一度切除を行えば完治というわけでは無く、再発や転移の可能性も考え、予後の観察も必要となります。
「肥満細胞腫」は身体の様々な部位に出来る可能性がありますので、小さなしこりや出来物がある場合はご相談ください。
〒329-0413 栃木県下野市駅東7-1-31
診療対象動物は、犬・猫・うさぎ・ハムスター・小鳥です。
※その他の動物に関しましては、お問合わせください。
【休診日】木曜、日曜午後、祝日(ただし急患のみ対応可能)
※受付時間以外は時間外対応と致します。
お問合わせはお気軽にどうぞ
【取り扱いペット保険】
各種クレジットカードに対応