一般診療
予防診療科
可愛い家族が病気にならないために動物病院に行く
動物達が話せないからこそ、飼い主様に考えて欲しい事です。体調が悪くなって、急に動物病院に連れてこられた動物達は飼い主様以上に不安や緊張に襲われています。
そのコと家族になった日から予防や検診で動物病院を受診する事で、病気になりにくい身体づくりや病気の早期発見・早期治療ができ、飼い主様とより長く楽しい時間を一緒に過ごせるかもしれません。当院はそんなお手伝いがしたいと考えています。
狂犬病予防ワクチン |
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狂犬病予防は飼い主様の義務です。当院では県内市町村への登録も一緒にさせて頂いています。下野市・小山市・上三川町在住の方は接種後に鑑札を配布致します。他県在住の方は接種証明書をお渡ししています。海外移住の場合は犬以外にも接種が必要な国がありますので、お早めにご相談下さい。 |
犬混合ワクチン |
任意接種ですが、接種する事で1年間様々な病気を予防する事が可能です。犬では5種、6種、9種があり、パルボウイルス・ジステンパー・パラインフルエンザ・伝染性肝炎・アデノウイルス2型・コロナウイルス・レプトスピラの予防が出来ます。 |
猫混合ワクチン |
任意接種ですが、接種する事で様々な病気を予防する事が可能です。当院では3種、5種があり、ウイルス性鼻気管炎・カリシウイルス・白血病ウイルス・汎白血球減少症・クラミジアの予防が出来ます。初めて5種を接種する場合は、ウイルスチェックをお勧めさせて頂いています。 |
フィラリア予防 |
温暖化の影響により、栃木県でも4月~12月までの投薬を推奨しています。錠剤、お肉、スポットなど様々なタイプの予防薬をご用意しています。※注射に関しましては安全性の確認のため、現在取扱いを見合わせています。 |
ノミ・マダニ・寄生虫予防 |
フィラリア予防と同じ時期の予防を推奨しております。2011年に確認されたSFTS予防のため、近年予防される方が増えています。現在当院ではスポットタイプ・投薬タイプをご用意しております。 |
総合内科
元気消失や下痢・嘔吐などの諸症状に対して、必要な検査を提案し、原因追求して、治療やケアをさせて頂きます。
呼吸器・消化器・泌尿器・内分泌などの様々な内科疾患の診察を行っています。
外科
骨折などの整形外科や誤食・誤飲による消化器外科をはじめ、椎間板ヘルニアなどの神経外科や腫瘍摘出などの様々な外科手術を行っています。
また術後の管理、リハビリなどのご指導も行っています。
手術内容に関しましては、手術実績をご覧下さい。
歯科口腔外科
歯垢や歯石の除去は口臭・歯肉炎予防の他にも健康維持のためにとても重要です。歯周病は口臭などの口腔内のトラブルだけでなく、心臓病などの原因にもなりますので、毎日のブラッシングや定期的な歯石除去(スケーリング)を行い、口腔内の衛生環境を整える事が大切です。
また、チワワやトイプードルなどの小型犬種は乳歯遺残が多く見られ、そのままにしておくと不正咬合になったり、将来口腔疾患になるリスクが増えていきます。当院ではご自宅で出来る歯磨きの指導から、抜歯・歯石除去のスケーリングや歯肉炎レーザー治療なども行っています。
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処置前
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処置後
眼科
眼の炎症をはじめ、白内障、緑内障、角膜疾患、瞬膜腺突出、視覚低下、逆さまつ毛等、様々な眼のトラブルに対処いたします。
シーズー、パグ、フレンチブルドッグなど短頭種や目が大きいチワワなどの犬種は特に涙液減少症(ドライアイ)になりやすいと言われています。日頃より涙液量測定や眼圧測定など、眼の健康診断を年に1回はお勧めしています。
皮膚科
診療で多い疾患の一つが皮膚疾患です。命に直結しない場合が多いので経過を見る飼い主様もいらっしゃいますが、動物達には大きなストレスを与えると共に飼い主様にも感染する場合もあります。
皮膚疾患の多くは複数の要因が組み合わさって起こり、獣医師ですら悩む事もあり、薬を飲んですぐ完治するものではありません。また皮膚疾患を複数患っている場合は治療が比較的しやすいものから治療していき、考えられる原因を除外していく除外診断を積み重ねて確定していくため、治療時間や労力がどうしてもかかります。食事や生活環境、アトピーなど様々な原因が存在するため必要な検査をして、動物達にあった治療をみつけることがとても重要です。
当院では以下の皮膚検査が可能です。
血液検査 | 感染症の有無 |
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各種ホルモン検査 | 甲状腺疾患や副腎皮質疾患の診断 |
アレルギー検査 | アレルギーの特定 |
リンパ球反応検査 | 食事アレルギーの特定 |
皮膚細胞診検査 | 細菌・カビの検出 |
皮膚掻爬検査 | 糸状菌・毛包虫・疥癬の検出 |
抜毛検査 | シラミの検出・糸状菌の検出・毛包形成異常の検出 |
培養検査 | 細菌・真菌の検出 |
被毛検査 | シラミ・糸状菌・毛包形成異常の検出 |
薬剤感受性試験 | 耐性菌の有無 |
皮膚生検 | 皮膚のごく一部を採取して行う検査・皮膚癌の特定 |
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処置前
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処置後
腫瘍科
腫瘍といっても種類や部位また年齢によって外科的治療・抗がん剤治療など選択肢は様々です。個々の症例ごとに最も適切と考えられる治療方法を、ご家族と十分に相談しながら実施していきます。
ご自宅での緩和ケアを希望される場合も動物のケアの他にも飼い主様の不安を和らげる事も必要と考えていますので、最後までサポートさせて頂きます。
産科・生殖器科
産まれてくる動物達には幸せな時間を過ごしてもらいたい
妊娠を望まれない場合は避妊・去勢について飼主様にお話させて頂いています。望まない妊娠だけでは無く、将来の生殖器疾患も予防することが出来ます。
妊娠を希望される場合は交配時期の検査や妊娠中のサポート、緊急時の場合は帝王切開の対応なども行っています。
在宅サポート
獣医療が発展する中で動物達の手術や治療に対する様々な選択肢ができ、慣れた自宅で治療するという考えも浸透してきました。
病院が設備や看護をどんなに整えたりしても、動物達にとってはそのご家族と一緒に住み慣れた家で時間を過ごす事の方が治療の効果を上げてくれることもあります。
治療をしないという選択肢では無く、病気の苦痛を緩和しながら、ストレスを最小限に抑えながら穏やかに過ごすというのが当院の在宅医療での考えです。
在宅医療をご提案させて頂く症状
- 安定期の慢性腎不全
- 末期がん
- 酸素療法が必要な症状
- 糖尿病
- 高齢動物の終末期 など・・・
在宅でご提案するケア
皮下点滴・注射
飼い主様に皮下に点滴・注射をして頂きます。飼い主様自身に処置を行って頂きますので、不安が無くなるまでは当院スタッフがご指導させて頂きますのでご安心下さい。
酸素療法
当院と連携している業者より酸素室・酸素濃縮機の貸し出しを行っております。設置も業者が行いますのでご安心下さい。酸素室に関しましては数に限りがあり、ご希望に添えない場合もございますのでご了承下さい。
食事療法
食事が摂取出来ない場合は病院にてカテーテルを入れさせて頂き、流動食を食べられるようにする事で栄養摂取が行えます。
疼痛管理
癌や神経症状の痛みをお薬を使用し、緩和させる事です。薬やパッチを使用することもあるので、獣医師よりご指導させて頂きます。
その他在宅ケアに関してご希望がございましたら、ご相談下さい。