診察症例:ミニチュアダックスフンド|下野市・小山市の動物病院|二次診療・夜間救急対応のちょう動物病院

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院長の症例紹介

診察症例:ミニチュア・ダックスフント 14歳 メス 脾臓腫瘍 骨肉腫 腫瘍転移

主訴は「口臭が強いので、歯肉炎治療をして欲しい」との事でした。

 

歯の動揺も数本確認出来たため歯科処置はするべきだと思いましたが、年齢が高齢のため手術前検査をしっかり行ってから改めて手術のお話しを進めていく事にしました。

また乳腺にも腫瘤を確認したため、飼い主様は切除もご希望されました。

 

img_0161 脾臓の超音波検査画像

 

ですが、腹部超音波検査にて脾臓に腫瘍を疑う所見を確認しました。

貧血症状は出てはいませんでしたが、乳腺の腫瘤との関連性を疑がいました。

 

また検診時に左前肢触診中に骨部の腫大を確認したため、追加でレントゲン検査を行いました。

 

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レントゲン写真

 

レントゲン検査では左前肢の尺骨部に骨融解が生じていました。

 

img_0163 肺のレントゲン写真

 

そして肺にも転移を疑う所見を確認しました。

 

病理組織検査などを希望されなかったため詳しい病名は分かりませんが、骨融解から「骨肉腫」と「脾臓腫瘍」が予想されます。

どの腫瘍が最初に発生したのかは不明でしたが、様々な場所に転移があり、様々な可能性をお話しした上で、飼い主様に歯科処置を行う事や今後の治療方針についてを考えて頂きました。

その後は手術は行わず、「対症療法」でQOLを維持し、初診から1年6カ月後に亡くなりました。

 

今回の症例は希望された診察内容とは異なり、偶発的に病気の発見に至りました。

初診からレントゲンや超音波検査を行い、次々に病気が見つかっていきました。

ヒトも動物も中高齢になると病気になるリスクが高まります。

ですから一年に一回は血液検査やレントゲン検査などの一般的な人間ドックのような検査が動物達にも浸透して、早期発見・治療に繋がって欲しいと思います。

 

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