診察症例|下野市・小山市の動物病院|二次診療・夜間救急対応のちょう動物病院

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院長の症例紹介

診察症例:セキセイインコ 3歳 オス 腹部膨満 腹部腫瘤

主訴は「1ヶ月前からお腹が膨れてきた」との事でした。

 

 

来院時

 

来院時には下腹部が膨満しており、排便もしにくい状態でした。

また放鳥を行ってもすぐに降りてしまう事も気になりました。

 

最初は「卵詰まり」とも考えましたが、明らかに「卵詰まり」症状とは違う事から超音波検査にて精査を行いました。

 

 腹部の超音波検査画像

 

超音波検査ではΦ20mmほどの腫瘤を確認しました。

この腫瘤が原因で腹部を圧迫し、排便がしにくい状況になっていたのではと考えられました。

 

当院での手術は難しい事から、他院へのご紹介のお話しもさせて頂きましたが、今回は積極的な治療を行わずに整腸剤などで排便を促す処置のみを希望されたため治療は終了致しました。

 

今回の「腹部腫瘤」ですが、初期は卵が出来ているかもしれないという事でご自宅で経過を見られていました。

ですが、自宅で食事や排便に変化が生じ、ご来院頂いた時には小さなお腹の中にはΦ20mmの腫瘤が出来ていました。

犬や猫よりも小さいエキゾチック動物達は特に自分たちの不調を隠しますが、そのため気づいた時には大きな病気になっている事も多いです。

だからこそ、食事の食べ方や排便の量や色、毛質などの変化は特に重要だと考えます。

 

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