手術症例:ウサギ(Mixed) 3歳 メス 乳管拡張 乳腺腺腫
主訴は「腹部二か所にしこりがある」との事でした。
本人は普段の生活も変わりなく気にしていないとの事でしたが、腫大傾向だったため飼い主様が手術を希望されました。
切除前
Φ15~30mmの腫瘤があり、吸入麻酔にて手術を行いました。
腫瘤は2か所でしたが、底部固着もなく、麻酔時間も短縮でき、麻酔覚醒もスムーズでした。
2か所の腫瘤に関しての病理組織検査結果は「乳管拡張」と「乳腺腺腫」でした。
周囲への浸潤性は無く、悪性所見も確認されませんでした。
ですが悪性では無い異型な腫瘍病変が確認されたため、今後も経過観察は重要と考えています。