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院長の症例紹介 2016年09月27日
主訴は「泡を吹いて、急に倒れた」との事でした。
虚脱状態で来院しましたが、飼い主様の呼びかけには反応するので、聴診を行うと不整脈(脈の乱れ)と徐脈が顕著でした。
そのため心電図測定を緊急的に施行しました。
心電図波形
この時点で心拍数が60台だったため、原因を追求するためにレントゲンと胸部エコー検査を行いました。
通常の心臓よりも明らかに心拡大がありますが、この時点では疾患を断定する事は出来ませんので、お時間を頂きエコー検査で精査しました。
エコーでは、心臓付近に液体が貯留しており、この液体が原因で心臓の拡張が出来ずにショックを起こす「心タンポナーデ」と診断しました。
また心臓部分に腫瘤病変を確認し、これも何らかの影響を与えていると考えました。
第一選択として、まずは心臓の拡張をしやすくするために心嚢水抜去を行い、250mlの心嚢水が抜けました。
この時点で動きが活発化したため、安全のため抜去は中止し、半日ほどお預かりし、経過観察しました。
抜去後に再度エコー検査を行い、腫瘤が3㎝ほどの大きさである事と予後不良の可能性は高い事も飼い主様にお伝えしました。
ご自宅での療養を希望されたので、その後は何度かの心嚢水抜去を行い、初診より1ヶ月後に亡くなりました。
病理解剖などは希望されなかったので、診断は確定的なものではありませんが、悪性の心臓腫瘍であると推測しています。
また貧血も日々進行していったことから、精査は出来ませんでしたが、転移性の腫瘍とも考えています。
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