診察症例:アメリカンファジーロップ 6歳 オス 脱毛 ツメダニ|下野市・小山市の動物病院|二次診療・夜間救急対応のちょう動物病院

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院長の症例紹介

診察症例:アメリカンファジーロップ 6歳 オス 脱毛 ツメダニ

主訴は「左耳が腫れて、脱毛している」との事でした。

 

img_9424 来院時

 

食欲などは通常通りということでしたが、明らかに耳先端だけに痂皮が目立ちました。

ウサギでこの様な特徴的な皮膚症状の場合は「ツメダニ」が疑われます。

 

img_9425 顕微鏡画像

 

顕微鏡検査を行うと、「ツメダニ」が確認されました。

 

この「ツメダニ」は主にウサギに寄生する寄生虫ですが、時折ヒトにも寄生すると言われています。

また寄生しているウサギから離れたとしても7~10日生き続けるため、他のウサギに寄生する可能性もあります。

また特徴的なのが塊の様なフケと脱毛です。

 

原因が判明したので、「レボリューション」という薬剤を使用し、駆虫しました。

その後は寄生も無く、脱毛も完治し、予後は良好です。

 

「ツメダニ」は体力や免疫力が低下すると繁殖すると言われています。

このような皮膚症状の場合には、脱毛以外の理由が隠れているかもしれないので受診をお勧めします。

 

 

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