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院長の症例紹介

診察症例:チワワ 14歳 オス 重度歯周病 下顎骨骨折 骨融解

院長の症例紹介 2017年07月07日

主訴は「口が突然閉じなくなった」との事でした。

 

 来院時

 

来院時、口元の触診をしようとしましたが痛みからなのか触れない状況でした。

そのため、まずはレントゲンにて顎部分を精査する事にしました。

 

 

レントゲン写真

 

レントゲン検査で、閉口出来ない理由は「骨融解からの下顎骨の骨折」である事がすぐに判明しました。

 

「骨融解」とは字の如く、何らかの原因で骨が融ける事です。

今回の下顎骨骨折の原因は2年前に指摘した歯周病が重度進行し、骨融解を引き起こした事からでした。

 

ですが14歳という年齢から積極的な処置は望まれなかったため、鎮痛剤投与を行い、今後の食事は流動食に切り替えて下顎の負担を無くす様な生活をして頂くようにお伝えしました。

鎮痛剤の数日投与により食欲も改善し、現在も鎮痛剤を使用しながら経過を観察しています。

 

中高齢になると多くの犬や猫が歯周病や歯肉炎を患っています。

今回の様な「骨融解」まで生じる症例は少数ではありますが、実際に重度歯周病になり食事を食べられない事はよくある事です。

食事を食べる事が出来なければ動物の命にも関わってきますし、辛そうに食事を食べている動物の姿は飼い主様も辛いと思います。

小さい頃から歯のケアを習慣づける事で将来の歯の健康も守られます。

そういった事から、ヒトと同じように動物達にも毎日歯のケアをしてあげて下さい。

 

 

 

 

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