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院長の症例紹介

診察症例:パピヨン 2歳 オス 東洋眼虫 寄生虫

院長の症例紹介 2017年04月09日

主訴は「数日前から眼を開けにくそうにしている」との事でした。

 

来院2週間前に眼に傷が出来てしまい治療を行っていたので、今回も同じ様な症状かと初めは考え検眼を行いましたが、今回の症状は全く違うモノでした。

 

 検眼時

 

眼の中に細い糸のようなモノを何本も発見したため、今回は「東洋眼虫」の感染で羞明していた事が判明しました。

そのため、点眼麻酔を行い、直接目の中の寄生虫をピンセットで摘出します。

 

 東洋眼虫

 

1.5~2cm程の寄生虫が片眼から4隻摘出出来ました。

ですが、寄生虫も処置の最中に逃げて眼の奥に入り込んでしまう場合もあるので、1週間後に検眼を行い問題が無い事から治療終了としました。

 

今回の「東洋眼虫」は眼に寄生する特殊な寄生虫です。

寄生してから1カ月前後で成虫になり、目やにや涙が増えたり、充血したりと様々な症状が出ます。

初期症状は軽度ですが、放っておけば結膜炎や視力が悪いなったりする事もあります。

「東洋眼虫」は主にショウジョウバエの仲間のメマトイという種類から感染するため、ハエが多発する今の様な暖かい季節に感染し来院される方が当院では多いです。

フィラリア予防薬で予防できるといった報告もありますが、現段階では確定的ではありません。

ヒトにも感染する可能性がある寄生虫なので、犬・猫の眼にこういった症状がある場合は動物病院の受診をお勧めします。

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