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院長の症例紹介

診察症例:トイプードル 3カ月 メス 異物誤飲 催吐処置

院長の症例紹介 2016年12月20日

主訴は「イヤホンの耳の保護カバーを飲んでしまった」との事でした。

 

遊んでいた最中に誤飲してしまい、すぐに来院して頂きました。

 

 誤飲物

 

飼い主様には対象物質として、もう片方のイヤホンカバーをご持参頂きました。

今回はシリコン製で1cmほどだったため消化は困難と判断し、すぐにレントゲン検査などを行い対象物質の確認を行いました。

大型犬であれば未消化のまま排泄される可能性もありますが、今回は1.5kgほどで1cmの異物が腸内に残り腸閉塞を起こしてしまう可能性があるため緊急に対応しました。

 

 レントゲン写真

 

レントゲン写真ではシリコン製カバーと一緒に撮影し、体内にある異物を確認していきます。

シリコン製のため陰影ははっきりとはしませんが、疑わしい物質を胃内に発見しました。

 

 胃の超音波検査画像

 

その後、胃内の超音波検査画像にてイヤホンカバーと同じ形の2本の黒い線を確認したため、催吐処置を行いました。

 

当院で催吐処置を行う場合は静脈血管を確保し、投薬し、トランサミンなどの薬剤の副作用を利用し嘔吐を促します。

この方法で催吐が出来ない場合は、オキシドールを口から投与し嘔吐を促します。

今回の場合はオキシドールを使用し、胃内の異物を吐くことが出来ました。

 

 

催吐処置が出来ない場合は内視鏡のご提案をしますが、今回の場合はまだ3カ月で体も小さかったため麻酔をかけるリスクを考えると、早期に催吐出来た事は本当に良かったと思います。

以前も1kg程の猫の内視鏡検査をご紹介させて頂きましたが、モニター管理はもちろんですが、内視鏡カメラの操作も慎重に行わなければいけないため私自身とても緊張します。

 

この頃の動物たちは好奇心旺盛なのが当たり前で、それが今後の成長に繋がっていきます。

だからこそ一緒に暮らす家族が、様々な事故を防ぐために生活環境を整えてあげる事が本当に大事だと思います。

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