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院長の症例紹介

手術症例:スコティッシュフォールド 7カ月 オス 潜在精巣 停留睾丸 腹腔内陰睾

院長の症例紹介 2016年11月16日

今回の症例は「去勢」です。

 

7カ月になり飼い主様より去勢のご依頼を受け、手術を行う事となりました。

 

img_0246 手術前

 

ですが、精巣が片側にしか確認できなかったため、「腹腔内陰睾」と診断し、通常の術式と開腹での去勢を行う事になりました。

 

img_0253 通常去勢後

 

左側は正常に降りていたので、通常通りの去勢手術を行います。

 

img_0254 開腹前

 

開腹部はメスの避妊手術と同じ部位からアプローチします。

 

img_0257  img_0259

腹腔内陰睾摘出

 

img008-2 猫の正常な生殖・泌尿器図

 

今回は骨盤部に入り込んでいたことで、腹腔内で停留していたのではないかと考えました。

 

img_0263 摘出陰睾

 

上は腹腔内、下が正常なものです。

今回の症例でも腹腔内にあった睾丸は小さく、正常な成長を遂げていなかった事が分かります。

その後は手術翌日には退院し、経過観察としています。

 

犬の場合は時折ある症例ではありますが、猫は比較的珍しく、私も10年以上獣医師をしていますが、猫の腹腔内陰睾は2例目でした。

本来、睾丸は陰嚢内になければ正しく機能できず、年齢を重ねると腫瘍になるリスクが10倍以上高まります。

遺伝的要因が大きいとはされているため、半年経過しても睾丸が2つ確認できない場合は、将来のためにも手術をお勧めさせて頂きます。

 

 

 

 

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