もしもの時の為に
皆様こんにちは!
予防シーズン真っ只中で、皆様にはお待たせしてしまい申し訳ありません(>_<)
今回は予防シーズンと、先日熊本地震から一年が経過したことを踏まえて、『もしもの時』の真面目な(笑)お話をさせてください。
いつ起こるかわからないからこそ、是非読んで、備えて頂ければと思います。
皆様家族同様にペットは大切な存在ですが、いざというとき、どうしますか?
避難所は?
車で避難?
置いていく?
色々な意見や状況があると思いますが、動物は環境省のガイドラインによると『同行避難』が原則です。
つまり、『一緒に逃げてください』といえことです。
ですが、避難所では一緒のスペースにいられないことも多くあります。
災害後は人も慌てますが、動物はもっとです。
アレルギーのある方も動物が苦手な方もいらっしゃいます。
ですので、家族だからという理由で避難所に一緒にいられるという訳ではないのです。
実際に熊本地震では車中泊や、建物の外での預りということがほとんどだったそうです…
それぞれが少しでも落ち着いて過ごすためにも普段の備えは必須です!
下のものは環境省のホームページに掲載されていた必需品です。
特にペットと離ればなれになってしまうと、ワンニャンは喋ることができないので探し出すことが容易ではありません。マイクロチップを入れてあっても、避難所にマイクロチップの読み取り機がなければ意味が無いため、名前や連絡先を記載したタグを付けておくことが重要です。
予防証明書は集団で預かってくれるシェルターが出来たら際に必要になります。
どんな予防をしているのかの確認ができずに預けられなかった方も多いそうです。
その他、避難所へ行く場合も、避難所でペットフードを入手するのは難しく、また毛布や水といった配布物も、基本的に人間の数しか用意されません。
そのため、流通網が回復するまでの期間は最低1週間~できれば2週間は完全に自給ができるよう、ペット用の水・食べ物・トイレ・衛生用品・その他お世話グッズを準備しておくことが必要です。
また、小型犬や猫を避難所まで安全に連れて行ったり、避難所で生活をさせたりするためには、ケージやカゴにきちんと入れる様にしつけをしておく必要があります。
中には病院に来るときだけ入るので、ケージやキャリーが苦手な子達も多いですが、避難先ではハードケースタイプやステンレスタイプのケージが必須になります。
そのため、普段からケージ内での生活に慣れさせたりケージでお出かけをさせるようにして、非常時にも違和感なく生活ができるようにすることが、ペットのためにもなります。
また、皆様が災害に遭われた際は病院も同じように被災しています。
薬や処方食など、ご案内出来ないこともあるかもしれません。
是非とも食べなれたご飯や常備薬は常に予備を確保しておくようにお願い致します。
勿論何事もないのが一番ですし、取り越し苦労や『結局使わなかったねー』となるのが一番ですが、『いざというとき』は突然やって来ます。
動物たちは自分で身を守ることも準備をすることも出来ません。
もしもの時のために、普段から予防をしたり、準備をしておくことが一番の安心材料だと思いますので、是非一度、いざというときの確認をしてみてください!
以下は環境省のホームページに載っているガイドラインです。
みんなが元気で安全にいるためにも、お時間がある時に、一度ご確認ください!!
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506.html
彩野
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栃木県下野市のちょう動物病院
ちょう動物病院は下野市・小山市・上三川町・壬生町・真岡市・栃木市・宇都宮市・
結城市などの飼い主様に多くご利用頂いています。
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HP:https://www.cho-animal-hospital.com/
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