診察症例:|下野市・小山市の動物病院|二次診療・夜間救急対応のちょう動物病院

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院長の症例紹介

診察症例:フレンチブルドッグ 1歳 オス 食物アレルギー 

主訴は「皮膚が赤くなって、痒みがある」との事でした。

 

他院にて塗布薬を処方されていましたが、皮膚の発赤も改善と再発を繰り返していた事から当院を受診されました。

 

 

 

 来院時

 

来院時は口回り、両耳、指間の発赤が顕著で、腹部にも発赤が広がっている状態でした。

痒みや発赤のタイミングも不定で、症状が発現すると塗布薬にて治療をされていましたが、症状の原因が知りたいという事で精査しました。

 

 顕微鏡検査

 

顕微鏡検査では口回りと指間部分からサンプルを採取しましたが、細菌感染はありませんでした。

 

そのため発赤の発現部位よりアレルギーを疑い、検査を実施しました。

 

 アレルギー検査結果

 

検査の結果、牛肉と牛乳には強いアレルギー反応を示し、その他の肉や雑草・牧草にも反応が見られました。

 

以前から成分に牛肉エキスが配合されたフィラリア予防薬を8か月間服用したり、食事やおやつに牛肉やミルクが配合されたモノを食べていた事から発赤を繰り返していた事が判明しました。

そのため、フィラリア予防薬を変更し、フードの見直しを行い、現在経過を見ています。

 

症例紹介でも何度か「食物アレルギー」をご紹介させて頂いていますが、近年とてもアレルギー症状がある動物は増加しています。

アレルギー症状を抑えるにはアレルゲンを避け、スキンケアを行い、症状が出たら薬剤にて症状を抑える事が一般的です。

現在では様々なアレルギーに対する薬剤も発売されていますが、短期で改善するものはありません。

そのためアレルギー症状の緩和には飼い主様のご協力は必要不可欠です。

もしそういった診断を受けた場合は食事や生活環境の見直しにはご理解頂きたいと思います。

 

 

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