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院長の症例紹介

手術症例:猫(雑種) オス 年齢不詳 アブセス 細菌性膀胱炎 尿道瘻形成術

院長の症例紹介 2017年03月11日

主訴は「1週間前から食欲が無く、血尿が続いている」との事でした。

 

以前「尿道断裂」のため尿道吻合を行い経過良好のため治療は終了していましたが、外出を期に体調不良が続き来院されました。

来院時は動きも無く、嘔吐が有り、体温も35度台でバイタルが低い状態にありました。

来院当日の血液検査では重度の脱水と尿毒症も発症しており、点滴と体温管理のため入院のお話をさせて頂きました。

 

入院2日目には脱水は改善傾向にありましたが、排尿が確認できないため飼い主様にご相談の上、尿道内のカテーテルの留置を試みました。

ですが膀胱近位で尿道が閉塞している可能性があり、カテーテル留置が困難なため「尿道瘻」の手術をご提案させて頂きました。

 

「尿道瘻」とは、ペニスと尿道の先端部分を切開し、比較的太い膀胱に近い尿道を開口部の皮膚と直接縫合し、排尿出来るようにします。

 

 手術前

 

手術前の剃毛で、臀部周囲全体のアザや咬傷痕を確認し、これらも排尿障害に何らかの影響を与えているとも考えられました。

 

 

包皮を切開し、ペニスと尿道を外に引率します。

 

 尿道閉塞部

 

今回はカテーテル挿入4cm部位で断裂、閉塞していました。

前回も咬傷で「尿道断裂」を生じた事から今回も同じ原因で排尿障害が生じた可能性が高いと感じました。

 

 

 

前回の「尿道断裂」より1カ月しか経過しておらず、尿道が脆くなっていたので、膀胱付近の尿道の部位の選択や開口部付近の縫合もとても慎重に行いました。

また癒着などで尿道が再度閉塞をしないように、2週間ほどはカテーテルを留置した状態で安静にしてもらいます。

 

排尿が出来るようになった事から、術後3日目には脱水や尿毒症は改善し食欲も改善したため、カテーテルを留置した状態で退院し、術後13日目にカテーテルを抜去し「尿道瘻」での治療は終了としました。

現在では臀部のアブセスの治療を引き続き行っています。

 

排尿障害はどの動物にも可能性があり、特にオス猫の「尿路閉塞」は多い症例です。

「尿路閉塞」には様々な理由がありますが、結石・血症や膀胱炎などが主に挙げられます。

オス猫の排尿障害の場合は細い尿道にカテーテルを入れ、排尿を促しますが何回も同じことを繰り返していれば尿道は傷つき脆くなります。

こういった場合は何回も同じ処置を繰り返すよりはQOL向上のためにも、今回の様な「尿道瘻形成術」で尿道の太い部分から排尿させる方法をご理解頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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