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院長の症例紹介

手術症例:ネコ(雑種) 5歳 オス 肥満細胞腫

院長の症例紹介 2017年02月16日

主訴は「胸にしこりが出来ている」との事でした。

 

Φ5mm程度の腫瘤のため本人は気にしていませんでしたが、細胞診にて精査を行いました。

 

 細胞診画像

 

今回は細胞診にて多数の「肥満細胞」を確認したため、切除手術をご提案しました。

 

 

切除前

 

「肥満細胞」が確認された場合はいかに小さな腫瘤だとしても腫瘤から2㎝以上の余裕を持って切除が必要となります。

 

 切除後

 

 切除部位

 

今回の切除では深部の筋層まで切除を行い、病理組織検査に提出しました。

 

 縫合後

 

今回は2㎝以上のマージンを確保したため、抜糸までには2週間ほど時間がかかりましたが、手術に関しての治療は終了しました。

 

その後の病理組織検査では当初の細胞診結果と同じ「肥満細胞腫」と結果が出ました。

 

 高倍像画像

 

表皮直下の真皮から皮下脂肪組織領域まで腫瘍細胞が確認され、それにより皮膚を隆起させていました。

今回は深部の筋層まで切除を行いましたが、表皮皮下脂肪組織までに腫瘍細胞は留まっていたため、完全に切除を行う事が出来ました。

 

猫での皮膚腫瘍の中でも「肥満細胞腫」は特に多い症例で、再発率も高いです。

そのため、一度切除を行えば完治というわけでは無く、再発や転移の可能性も考え、予後の観察も必要となります。

「肥満細胞腫」は身体の様々な部位に出来る可能性がありますので、小さなしこりや出来物がある場合はご相談ください。

 

 

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