診察症例:猫(雑種) 8カ月 メス 頻尿 血尿 細菌性膀胱炎|下野市・小山市の動物病院|二次診療・夜間救急対応のちょう動物病院

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院長の症例紹介

診察症例:ネコ(雑種) 8カ月 メス 頻尿 血尿 腎後性腎不全 細菌性膀胱炎

主訴は「食欲が無く、急に血尿になった」との事でした。

 

お話を詳しく伺うと、「昨日はいつも通りに過ごし、夜から急に頻尿と血尿を繰り返し食欲も無くなった」という事で時間外診療にて対応しました。

そのため血尿と頻尿の原因を追究するため膀胱の超音波検査を行いました。

 

 初診時の膀胱画像

 

膀胱内はモヤモヤしており、尿中に不純物が混ざっている可能性が高い画像を確認しました。

 

その後、自身での排尿が困難なため膀胱圧迫にて排尿を促しましたが、排泄された尿は血液と同じくらいの血尿状態でした。

 

 

顕微鏡検査画像

 

採取した尿で顕微鏡検査を行ったところ、血球と球菌を多数確認し、「細菌性膀胱炎」の可能性が高い事をお伝えしました。

食欲が無い事もあり、初診日は皮下補液と消炎剤・止血剤などの投与を行い、翌日経過観察のため再度ご来院をお願いしました。

 

翌日来院された時には食欲は改善傾向ではありましたが、排尿に関しては改善は見られませんでした。

 

 翌日の膀胱画像

 

超音波画像でも昨日との変化は無く、圧迫排尿ではスムーズに排尿出来ますが、ご自宅での排尿は困難という事でした。

また重度の血尿だった事から貧血の可能性もあり、血液検査も行いました。

 

 血液検査結果

 

貧血などの心配もありましたが、ヘマトクリット値なども正常値でした。

ですが、BUN、CRE、Kなどは高値であり、膀胱にトラブルがある事から「急性腎後性腎不全」と診断し、「膀胱炎」の治療と併せて皮下補液と抗生剤・止血剤の内服を開始し、経過観察としました。

 

 8日後の膀胱画像

 

内服開始から8日後の再診では、食欲は通常通りに戻り、自力で排尿もスムーズに行えるようになり血尿も無くなりました。

また血液検査でもBUN、CREなどの値も正常値になったため、今回の治療は終了としました。

 

「膀胱炎」は年齢や性別に関わらず、一般的に猫には多い病気です。

特に冬に「膀胱炎」は多くなり、寒くなる事で飲水が少なくなり、排尿を我慢してしまう事も理由の一つに挙げられます。

そのため、すぐご自宅で出来る事としては水を飲みやすい環境を作ったり、排尿しやすい場所を数か所作ったりする事で予防する事が可能です。

「排尿回数が増えた」や「尿の一回量が少なくなった」などの症状がありましたら動物病院への受診をお勧めします。

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