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院長の症例紹介

診察症例:猫(雑種) 13歳 メス 食欲不振 骨盤狭窄 排泄障害 摘便

院長の症例紹介 2017年01月28日

主訴は「10日前くらいから食事を食べなくなった」との事でした。

 

検診のため体を触ると腹部だけが固く膨満していました。

来院時には既に開口呼吸だったため、至急レントゲン撮影も行いました。

 

 

レントゲン検査

 

ですが肺には何も異常が無く、腹部に大量の便が蓄積しているのを確認しました。

 

飼い主様より「以前交通事故に遭い、他院にて骨盤の手術をしている」と伺ったため、重度の骨盤狭窄による排泄障害である事が分かりました。

また「以前は猫自身で排泄出来ていたが、何週間かは排泄を確認出来ていなかった」とのお話から、便が蓄積したことにより固くなり、年齢に伴い自身の力での排泄も困難になり食欲不振や脱水に繋がったと考えています。

 

そのため今回は浣腸を行い便を柔らかくしてから、直接摘便を行った結果、呼吸状態も安定しご帰宅されました。

飼い主様のご事情もあり、定期的にの受診が困難という事もあり、胃腸の動きを活発化させる内服の処方で今後の経過を見て頂きました。

 

現在も定期的に1カ月の内服と摘便処置を行っていますが、やはり内服が数日切れてしまうと排泄が出来ないためご来院頂いています。

 

尿や便は動物達の健康状態を確認するための大切なツールです。

血が付いていたり、臭いや色が違ったり、不純物が混ざっていたりと様々な事が分かります。

変化が無いかを確認するだけでも病気の早期発見に繋がりますので、毎日の排泄を確認する事はヒトも動物もとても大切です。

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