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院長の症例紹介

診察症例:猫(雑種) 6カ月 血便 寄生虫感染 回虫 トキソカラ症

主訴は「数日前から血混じりの便が出る」との事でした。

 

お話を伺うと、全体的に血液が混じっているような便では無く、血液が部分的に点在しているような便という事でした。

食欲も変わりなく、触診時に腹部圧痛や蠕動音なども無かったため、顕微鏡にて便を検査しました。

 

 

顕微鏡検査(左:直接法 右:染色法)

 

染色では血球などは確認出来ませんでしたが、直接法では回虫卵が多数確認出来ました。

 

そのため寄生虫感染から血便が出ている可能性が高い事をお伝えし、駆虫薬処方にて経過観察し、治療終了としました。

 

今回の「回虫」ですが、抵抗力も強いため排泄され宿主から離れたとしても土や砂に混じって長期間生存する事が可能で、母子感染する事も多い寄生虫です。

ですが感染していても、駆虫薬を内服すれば高い確率で駆除が出来るので、特に仔犬や仔猫が家族の一員になったら早い段階での便検査をお勧めしています。

 

 

 

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