診察症例:チンチラ 11歳 オス 毛玉 全身毛刈り|下野市・小山市の動物病院|二次診療・夜間救急対応のちょう動物病院

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院長の症例紹介

診察症例:チンチラ 11歳 オス 毛玉 全身毛刈り

主訴は「毛玉が全身にあり、毛が絡まってしまって動くことが出来なくなってしまっている」との事でした。

 

実はこのようなご相談を当院では月に数回頂くことがあります。

トリミングに行くと暴れてしまい断られるケースや長い間ケアを怠ってしまったケースなどが多いです。

特に長毛種の場合は毛質が細くもつれやすいため毛玉が出来やすいですが、さらに高齢になると猫自身も毛づくろいの頻度が減ってさらに毛玉が出来やすくなってきます。

当院に毛玉で来院される動物のほとんどが10歳前後です。

今回も常に若い時から毛玉が出来ていた訳では無く、年齢を重ねて徐々に足などに毛玉が出来てしまい動きを制限されてしまっているため来院されました。

 

 

毛刈り前

 

毛玉を触ると暴れるため、麻酔化にて全身毛刈りをする事をご提案しました。

11歳という年齢から、血液検査やレントゲン・心電図検査などを行い、異常が無かったため麻酔下にて毛刈りをしました。

 

毛刈りに関しては小型バリカンでは刃が入らないほど固くなり、四肢全てが毛玉で動きを制限されているほどでした。

 

 

毛刈り後

 

飼い主様より「毛を全てリセットしたい」というご希望があった事から、美容目的では無く、皮膚などの治療目的で毛刈りをさせて頂きました。

麻酔覚醒もスムーズで当日には退院しました。

 

今回の「毛玉」ですが、放置すればその分成長し固くなりご自宅でのケアが難しくなります。

また「毛玉」に汚れなどが付着してそのままになっているため、多くの場合「皮膚炎」を起こしています。

「毛玉に触ると怒る」などご相談も頂きますが、もしかしたらその中の「皮膚炎」が痒かったり、毛玉を触ると痛みが生じたりといったストレスからくる怒りの可能性もあります。

当院では月に1度トリマーに出張して頂き美容目的でのトリミングを行っていますし、治療目的の毛刈りの場合は獣医師が行っています。

今回の様な事で悩まれている方は是非ご相談頂きたいと思います。

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