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院長の症例紹介

手術症例:ネコ(雑種) 2歳 オス 骨折 縫合部離開 

院長の症例紹介 2016年12月15日

主訴は「手術後にエリザベスカラーを外したら、傷口が開いてしまった」との事でした。

 

離開の10日前に左後肢の中足骨骨折の手術を行い、ギプス固定とエリザベスカラーで保護を行っていました。

ですが、術後1週間目の診察では異常はありませんでしたが、その後エリザベスカラーを外してしまいギプスを噛んでしまい、創も舐めてしまったため離開してしまいました。

 

 離開後

 

創色や臭いも悪く感染をおこしているため、麻酔下にて創傷毒とハイドロサイトにて処置を行いました。

 

「ハイドロサイト」とは水や細菌を防ぎ、浸出液をしっかり吸収し、創傷治癒を促すパッドのようなものです。

このハイドロサイトを貼る事により、より早い創の治癒が期待できます。

 

 離開より1週間後

 

1週間後には周りの皮膚色も改善し、経過良好でした。

 

 離開より2週間後

 

2週間後には肉芽は退縮しつつありました。

 

 離開より4週間後

 

4週間後には臭いも消え、その2週間後には離開に関する治療は終了しました。

 

今回の症例はエリザベスカラーを外した事により生じてしましました。

時折、「可哀そうだから・・・」や「動かなくなってしまうから」などの理由で勝手に創傷部の保護道具を外してしまう方もいらっしゃいます。

ですが、その行動が再度手術を行わなければいけない最悪な状況を生むこともあります。

術後の早期改善のためにも自己判断は控えて頂きたいと思います。

 

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