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院長の症例紹介

診察症例:ボーダーコリー 5カ月 メス 成長板早期閉鎖症

院長の症例紹介 2016年12月02日

主訴は「他院で手術を行ったが、跛行がある」との事でした。

 

他院にて「成長板早期閉鎖症」との診断を受け、左前肢に関しては他院にて骨切り術を行ったという事でした。

 

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来院時のレントゲン写真(生後5カ月)

 

ですが、成長に伴い今度は右前肢に症状が出始めたようでした。

 

8カ月位までは骨の成長があるため、鎮痛剤投与と1カ月毎の経過観察をご提案し、跛行が顕著になる場合には手術を行うご提案をしました。

また尺骨の成長が停止した時点を目途に手術の方針を決める事もお話ししました。

 

「成長板早期閉鎖症」とは成長板が早期に閉じてしまい、骨格に成長障害を生じさせる先天性疾患です。

 

img_0441-300x225 生後6カ月

 

橈骨は通常に成長しますが、下の尺骨の成長が止まってしまったがために橈骨が成長していく過程で湾曲してしまいます。

ですが、途中で手術をしたとしても骨の成長が止まらなければ同じ症状を繰り返すことがあるので、骨の成長の予測をしながら骨切り術を行うために経過観察をする必要があります。

 

img_0437 生後7か月

 

生後7か月の時点で手根部に仮骨があり、当院での手術が難しい事から大学病院での手術のため検査を行いました。

 

ですが、常に跛行症状が出ているということでは無かったため、手術は行わずに経過を見たいというご希望があったため手術は行いませんでした。

以後2年経過し、跛行は残っていますが生活に支障は無いとの事でした。

今後は関節炎なども生じる可能性があるので、1年に1度は経過は見させて頂いています。

 

 

 

 

 

 

 

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