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院長の症例紹介

診察症例:マンチカン 2歳 オス 尿路閉塞 尿石症 ストラバイト FLUTD

院長の症例紹介 2016年10月30日

主訴は「半年前から血尿気味だったが、今日から尿を出すときに痛がる」との事でした。

 

EPSON MFP image 来院時の超音波検査画像

 

検診ではペニスが鬱血しており、動物自身も長期間気にして舐めていたと思われます。

超音波検査では膀胱に蓄尿がほとんど無かったため、検査後に消炎剤を注射し、翌日ご自宅で採尿を行い尿検査をする事をご提案しました。

 

ですが1日経ち、全く尿が出ないという事で再検査を行いました。

 

EPSON MFP image 翌日の超音波検査画像

 

無尿に陥っていたため、膀胱内はパンパンな状態でした。

また膀胱内に細かい粒のような画像が見える事から、「尿石症」と診断しました。

 

尿石が尿道に詰まり尿路閉塞を起こし尿が出ない状態だったので、尿道カテーテルをすぐ挿入する事も考えました。

ですが、まずは膀胱をマッサージして排尿出来るか確認し、出なければカテーテルを挿入するとご提案しました。

 

img_0042 img_0043

尿道栓子

 

その結果、膀胱マッサージで尿道に詰まっていた栓子が解除されたため、排尿可能になりました。

今回の「尿道栓子」とは尿路からはがれ落ちた細胞、尿結晶、粘液など固まりになり、尿道に栓になってしまうものを指します。

 

img_0017 尿検査結果

 

排尿が可能になり、尿検査を行いました。

鮮血反応やタンパク漏出と顕微鏡検査にてストラバイト結晶が確認されました。

 

今回の症例では尿路閉塞になってからの時間が短く、血液検査にて尿毒症や腎不全症状も見られなかったため点滴入院せずにご帰宅されました。

その後は処方食などで管理をして頂いて、経過を見ています。

 

冬は特に猫の泌尿器系のトラブルが多発します。

腹部や陰部を舐める仕草が増えたり、トイレに行く回数が増えて気になる場合は重症化する前に動物病院への受診をお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

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