診察症例:犬(Mixed) 10歳 メス 裂傷|下野市・小山市の動物病院|二次診療・夜間救急対応のちょう動物病院

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院長の症例紹介

手術症例:犬(Mixed) 10歳 メス 裂傷

主訴は「首輪で苦しそうにしている」との事でした。

 

飼い主様にも終始怒るようになり、食事はあげられるが撫でたり触ることが全く出来ないとご相談を受け、院長とスタッフで送迎を行い当院まで連れてきました。

送迎時にも首輪で苦しそうにしていましたが、大型犬のため力も強くご自宅での首輪の解除も出来ない状態だったので、院内にて鎮静下で首輪の解除を行う事を飼い主様に了解して頂きました。

 

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来院時

 

首輪が首に食い込んでしまい、首回り全てに裂傷がありました。

吸入麻酔にて鎮静をかけ、首輪を緩め、首周辺の毛を全て除去し、消毒・洗浄・縫合を行い処置を終了しました。

 

麻酔覚醒はスムーズだったので、処置当日には退院し、抗生剤処方で経過を観察しました。

また飼い主様には首輪では無く、首に負担が無いような胴輪を使用して頂くように説明しました。

そして処置終了後には怒ることも無くなり、飼い主様と一緒にご帰宅され、2週間ほどで痂皮に変わり、治療終了致しました。

 

今回の症例では、「半年前くらいから急によく食べるようになり、以前より太っていたかもしれない」と稟告があったため、体は大きくなったのに首輪のサイズは昔のままであったため生じた事であると考えました。

また体重も不明だったため、元々の体重から何㎏増加したのかも飼い主様も分からなかったため、年に一度は必ず体重を測定して頂くようにお伝えしました。

 

成長や体重増加に伴い、首輪やリードなども代えていくのはとても重要な事です。

小さい頃のままで使用を続けているとケガや逃亡にもつながるおそれがあります。

適切な首輪は首に付けた時に大人の人差し指と中指が二本入るサイズです。

月に1回はスキンシップの延長でこのような首輪のサイズ確認を是非お試し下さい。

 

 

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