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院長の症例紹介

手術症例:トイプードル 6ヶ月 オス 潜在精巣 腹腔内陰睾 

院長の症例紹介 2016年09月21日

今回の症例は「潜在精巣」です。

 

当院に生後2ヶ月齢から通院し、ワクチンや予防、去勢などのスケジュールをお話していました。

当初は去勢手術に関してご検討頂いていましたが、6ヶ月齢の時点で陰嚢に精巣が降りてきていないため、手術を希望されました。

 

「潜在精巣」とは精巣に移動するはずの陰嚢が腹腔内で止まってしまう現象です。

腹腔内にあるだけで生活に支障は来しませんが、そのまま成長すると、腫瘍化する可能性が通常の10倍以上とも言われています。

ですので、病気の予防のためにも「潜在精巣」の場合は去勢手術の必要性をよく飼い主様にお話しさせて頂いています。

 

medical_photo_f074f53f-90f2-4d2c-aa7f-90a6cf56102f 潜在精巣(左)

 

medical_photo_66eae77c-19ca-4557-a1ca-2ba39564e611 潜在精巣(右)

 

今回の症例では両側潜在精巣でした。

片側の場合もありますので、成長の過程で経過を見る事が大切です。

また手術前にエコー検査で精巣を確認しながら行うことで、切開部を最小限にして、早期回復出来るように手術に取り組んでいます。

 

普段の去勢手術の場合は半日入院ですが、このような場合は1日入院になります。

 

「潜在精巣」は手術が行える月齢に成長した後に早期に手術を行えば、腫瘍化する事もありませんし、普段の生活にも支障は出ません。

ですが、腫瘍化やしてしまった場合は転移が、腫大化の場合は周辺の臓器への巻き込みや圧迫などの問題が生じ、治療が難しくなる場合もあります。

子犬や子猫を家族に迎える場合には一度ご家族でもチェックして下さい。

 

 

 

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